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映画「21グラム」は交錯する時間軸が鼻につく

映画「21グラム」を観た感想です。

 

映画のあらすじ

www.youtube.com

大学で数学を教えるポールは余命1か月と宣告され心臓のドナーを待つ日々。また、夫と二人の幼い娘と幸せな生活を送るクリスティーナ。一方、前科を持つジャックは、神への信仰を生きがいに妻と二人の子供と暮らしていた。だが、ジャックが起こした悲劇的な事故をきっかけに、出会うはずのない3人の運命が、思いもよらぬ結末へと導かれていくのだった。

21グラム - Wikipedia

 

「21グラム」の意味

アメリカの医師ダンカン・マクドゥーガルの実験から

「人間の体重は死んだら21グラム軽くなり、その21グラムが魂の重さである。」

という説があります。

(ただの死後による発汗、等の否定的な説が多いそうですが)

ダンカン・マクドゥーガル - Wikipedia

 

何故か僕はこれ知っていました。

だから「魂がテーマの映画かな?」ぐらいは予想できました。

 

何で知ってたんだろ?

鋼の錬金術師とかで言ってたっけ?

 

僕の知識なんて漫画から仕入れたものが多いので。

▼名作!▼

落ち着いて観たい

先に総括的な感想を言っちゃいますが、

僕はイマイチだったなぁ・・・。

 

 

いや、映画のテーマとか物語としては良いと思いますよ。

残酷な運命の元凶?

誰が悪いのか?

誰かを恨むべきなのか?

考えさせられる映画でした。

むしろ物語としては好きです。

 

 

僕はどうしても本作の構成が受け付けませんでした。

 

本作は時系列を何度も交差させる構成で話が進みます。

(別に話自体は複雑では無い)

それがとても印象的なのですが、最後まで観て結果的に、

この交差させる構成になんの意味(効果)があるのかがわかりませんでした。

 

なんでしょうね。

オシャレぶりたいんですかね。

 

序盤は良いんですよ。

あぁこの構成が、後にピースがハマって面白くなるんだな

と思うわけですよ。

 

でも中盤ぐらいで話の全貌が大体わかるんですよ。

なのに終盤もちょこまか時系列を交錯してくる。

もういいから落ち着かせて見せてくれ

と思うんですよ。

 

個人的にはじっくり話を見せる方が良いと思うんだけどなぁ。

 

登場人物があんまり好きになれない。

なんかね~、登場人物全員好きじゃない。

みんな悩んでて、必死で生きてるんですよ。

でも好きになれない。

 

どんな人達かと言うと・・・

①妻に隠れてコソコソ隠れて煙草を吸う奴

 (バレても悪びれもしない)

②中絶経験を旦那に隠していた奴

③宗教、信仰に異常に傾向している奴

④自分の家庭だけを考えて犯罪を隠蔽しようとする奴

⑤ドラッグ漬けの奴

 (これは事件のせいなら已む無し。でも若い時にしてた?)

⑥罪の意識から子供を置いて出ていく奴

⑦惚れた女の復讐を買って出る奴

 

とかね。

誰が誰とは言わないけどね。

 

特に⑦がすっごい気持ち悪い。

 

なんかね

頭の悪いヤンキーが

彼女が「気に入らない」と言うクラスメイトに

イチャモンつけに行く

みたいな感覚。

 

相手からしたらお前関係無いやろ

って話。

何イキって出張って来とんねん、と。

 

う~ん、ネタバレが怖くて書きづらい(笑)

 

終わりに

そんなこんなで個人的にはイマイチで、もう一度観たいとは欠片も思わない本作ですが、amazonでレビューを見ますと中々高評価でした(笑)

(2018.06.28時点でレビュー131件、平均☆4!)

 

まあ僕は登場人物の悪口も書きましたが、正直そこはあんまり問題じゃないです。

やっぱり物語の構成が受け付けなかった結果です。

 

 

なんしか、一度皆さんの目で観て、よければ感想を教えて下さい。

 

頭の悪いヤンキー感に共感して貰えたら嬉しいです(笑)

 

おわり。